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過去と未来が織りなす播州の純米酒


播磨の國・加西市。
都会でもなければ山深い奥地でもなく、大きく開けた播州平野の中心に位置する田園地帯。
歴史と未来の調和が織りなすこの町には、古くからの歴史と未来に夢を託す豊かな自然があります。
その町の南西の端、山ふところにある善防川の流れに沿った美しい自然郷が富久錦のふるさとです。
ここで育つ酒米と気候風土で、私たちの蔵にしかできない純米酒を醸します。




風土米を育てる

米は気候風土と熱き想いで育ちます。契約農家さんと語り、時には酒を酌み交わし、
私たちの酒造りに適した酒米を、農家さんと一緒になって育てています。
地元加西市の米だけで造る私たちの酒こそ真の地酒だと自負して。


手造りだからできること

米の育つ環境も酒を造る環境も年々違います。酒造りは臨機応変の繰り返し。
ひとつひとつ状態を見て目に見えない主役たちと対話をします。
人間の感覚と感性をなくしてはできないのが酒造り。

米だけで醸す

日本酒とは本来、米と水だけで醸すもの。
私たちは、永年培われてきた技と知恵で純米酒だけを造り続けます。
加西市で育てた素晴らしい酒米のそれぞれの味わいを感じていただくために。

先人の英知に挑む

江戸時代から伝わる古式醸造法を知って、日本酒の奥深さと壮大さに感嘆しました。
世界に例を見ない複雑で繊細な発酵技術、昔の人はなぜ分析もせずにこれを操れたのか。
私たちはその答えが見つかるまで挑戦し続けます。

料理あっての酒

お酒は料理あって生きるもの。
酒の肴という言葉があるように、酒と料理はお互いを引き立てあいます。
派手さや珍しさではなく、はやりに流されないずっと愛されるお酒でありたいと考えます。